最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「それじゃあ新さん、行ってきますっ!」

「あぁ、だが本当に大丈夫か? やはり、俺もついていくべきか……?」

「大丈夫ですよ! 新さんもこれから予定があるんですから、私についてきちゃったら予定に行けなくなっちゃいますよ?」

「それでもいい。」

「えぇっ……! そ、それはダメですよっ?」

 疾風君の相談から一週間後、私は魔術道具一式をナップザックに入れて部屋を出ようとした。

 ついさっきまで新さんと一緒に居たから、必然的に新さんのお部屋から出ていく形になっている。

 新さんにはちゃんと、今日の事を伝えている。

 疾風君もそれは伝えてくれていたみたいで、新さんは渋々ながらも私を送り出してくれる。

 けれどその瞬間に、新さんの心配そうな視線が交わった。

 ……うっ、そんな表情されたら行きにくいですっ。

 私だって、新さんと離れたくない。でも、そんなわがままも言えなかった。

 これから新さんは翔葉さんとの用事があるらしく、とっても大事なものらしい。

 だから私のエゴで新さんを振り回さない為にも、寂しい気持ちを抑え込む。