最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 こんなにも、見てくれてる人が居たのに……っ。

「後はね、都真君は居てくれるだけで癒しになるんだっ! 都真君は、生徒会の皆さんの中でも一番話しやすいからかな?」

「……ありがとうございます、先輩。」

「まだまだ都真君の良いところはあるよっ!」

「ふふっ、もう十分です。先輩のその気持ちだけで、自信が付きましたっ。」

 前から僕は、自信がなかったタイプだった。

 だから今でも自分に自信がないし、持とうと思っても持てなかった。

 ……だけどこうやって、人に言ってもらえるだけでこんなに嬉しくなるなんて。

 先輩だから、かもしれないけど……それでも、僕にとっては大きな一歩のように思えた。

「それなら良かったっ。私ね、中学生くらいの時はよく自己嫌悪になっちゃってたんだ。その時は、頼れる人も話せる人も少なくて……だから、話を聞いてもらえるだけでも楽になってたんだ。」

 そう話す先輩は、静かに影を落とす。

 僕は先輩に何があったのか、全く知らない。

 けど聞いちゃいけない話だって事は分かって、口を噤む。