最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「少なくとも私は、都真君のことを無力で弱いなんて思った事ないよ。」

「あの、せんぱっ……」

「どうしたの?」

 僕の頭を撫でながら、諭すように聞き返してくれる先輩。

 その声色があまりにも優しくて、僕は思わず泣いてしまった。

「なん、でっ……そんなに優しいん、ですかっ……。僕は先輩に優しくされるほど、何かをしてるわけじゃないのにっ……。」

「そんな事ないよ。私、いっつも都真君に助けてもらってるもん。」

 僕、に……?

 先輩の言葉を不思議に思うと、すぐに先輩は言葉を並べていった。

「都真君は周りを見るのが上手くて、誰よりも気遣いができるから助かってるんだ。それにね、天さんたちが喧嘩しそうになったらいつも止めてくれるでしょう? あ、後私の足を治してくれた事もあったよねっ。あの時は本当に助かったよ!」

 先輩は真剣に、でも嬉しそうに次々と並べていく。

 その言葉どれもが優しいもので、だからこそ申し訳なくなってしまった。

 神菜先輩はこう思ってくれてるのに、僕は自分を卑下してばっかりで……自分って、惨めだった。