最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「……僕は、先輩に対してどんな存在ですか。」

 気付けば、口から洩れていたその疑問。

 こんな事、聞くべき事じゃないはず。

 はっと我に返った時、撤回しようと先輩を焦りながら見た。

 ……え?

 でも先輩は……初めて見るくらいの、切ない表情を浮かべている。

 そしてゆっくりと、静かに言葉を口にした。

「どうして、そう思うの?」

「だ、だって僕はっ……三年の先輩たちと比べたら全然ダメで、無力で弱くてっ……。神菜先輩みたいな凄い力だってないし、僕には何もな――」

「それは、都真君の思い込みだと思うよ。」

「え……?」

 思い込み。鋭い声色で言われた言葉に、ピクッと反応する。

 けれど何も言えなくて、僕は口を閉ざした。

 今言った事は、紛れのない事実のはずだから。

 自分がこう思っているって事は、他人からもそう思われている可能性が高い。

 ……先輩はそんな、僕の考えを見破ったらしい。

 おもむろにソファから立ち上がり、僕の隣に腰を下ろしたと思うと。

「っ……!」