最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 その時にちょうど良さそうなお茶菓子が目に入ったから、それも一緒に持っていく事にした。

「先輩、お待たせしましたっ。」

「都真君ありがとうっ! わっ、レモンティーだ……!」

「レモンティー、好きなんですか?」

「うん! 最近ハマってね……だから、レモンのつくものばかり買っちゃうの。」

 「レモンスカッシュとか、レモン飴とか……」と、楽しそうに文字を並べていく先輩。

 それを見るのが何とも言えないくらい嬉しくて、自然と口角が上がっていた。

「ふふっ、先輩可愛いですね。」

「可愛くなんて……! 私より、都真君のほうが可愛いと思うんだけどなぁ……。」

 僕のほうが、か。

 嫌な気はしない。憧れの人にそう言われて、嬉しいのは嬉しいんだけど……。

「あの、先輩。」

「ん? どうしたのっ?」

 聞いても、先輩を困らせちゃうだけ。

 だって、これには答えなんて出せっこないから。

 どうせ、僕が思っている事をそのまま言われるだけ。

 分かり切ってる、分かり切ってたはずなのに……。