最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 確かに、神々さんや他の先輩たちと比べると貧弱かもしれないけど……僕だって、男の子なのに。

 信用されていないわけではないだろうけど、どうしてもしゅんと落ち込んでしまう。

 僕は、先輩の何になれてるんだろう。

 途方もないような疑問が浮かぶも、答えなんてでない。

 先輩に直接聞く事もできないし、さっき自分で思ったばっかりじゃん。

 後輩止まりでも、良いって。

 これ以上強欲になるのは、ダメだって分かってるから。

 創さんには悪いけど、僕は創さんのようなヤンデレじみた人に堕ちたくない。

 それに、先輩の幸せを壊したくなかった。

 今幸せそうにしているんだったら、僕がどうこう言える問題じゃない。言ったとしても、通じる事なんてない。

 ただ、自分が臆病なだけかもしれない。臆病だから、何もできない。

 臆病だから……現状が変わるのが、怖い。

 だったら最初から、“神菜先輩の後輩”という立場を貫きたい。

 それしか、僕にはできないだろうから。

 一人の給湯室で、時折悲しみに沈みながらも淡々と紅茶の準備をする。