最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 だって、先輩とはベクトルが違うんだから。

 こんな僕みたいな、低レベルの奴なんか見向きもされない。

 ただの後輩。先輩にとっては、それくらい。

 でも、それでいい。

 あまり望みすぎると手に入らないだろうし、ないものねだりは良くない。

 僕は、先輩と神々さんを応援しなきゃ。

「先輩、一旦休憩にしませんか?」

「……んー、そうだね。少し休憩入れよっかっ。」

「はい! 僕、紅茶淹れてきます……!」

「えっ、でも都真君も疲れてるだろうし、私淹れてくるよっ。」

 僕が給湯室に向かおうとソファから腰を上げると、先輩がそう言ってきた。

 先輩の僕を見つめる瞳は、心配でたまらないと言っているように見える。

 ……だから僕は、そんな先輩を制止した。

「大丈夫ですよ。先輩のほうが疲れてるんですから、待っててください。」

 急いで言い、先輩の返事も聞かずに給湯室へ向かう。

 紅茶の茶葉を取ったところで、むーっと頬を膨らませた。

 先輩、僕のことそんな貧弱だと思ってるかな……ちょっと悲しい。