最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

【side都真】

 神菜先輩は改めて、凄い人だと思い知った。

 次々と作られ仕上げられていくコサージュに、開いた口が塞がらない。

 今、僕と先輩はハンドメイドでコサージュなどのアクセサリーを作っている。

 どうして僕が、アクセサリーを作っているのか。

 それは、数日前に遡る。



『ヤバいヤバい! もうそろ期限来るって!』

『どうしよ、無理なんだけど! あたし落ちたい~。』

『ダメだってば! 一週間でこの数終わらせないと、あたしらの人権なくなるって絶対!』

 久しぶりに実家に帰った時、姉の部屋からそんな焦りを含んだような声が聞こえてきた。

 それで興味本位で、姉たちに声をかけたんだ。

『何、してるの?』

『あっ、都真助けてよ~!』

 それが……僕にとっての試練の始まりだった。



 あの後詳しく話を聞いてみると、姉たちは依頼を受けていたらしい。

 依頼主は姉の中の一人の友達からで、パーティーの為のアクセサリーを作ってほしい……との内容。

 それだけ聞くと、そこまで焦る必要もないだろうと思う。僕だってそうだった。