【side神菜】
「えっ、生徒会室に……ですか?」
「あぁ、悪いんだが持って行ってくれないかな? 生徒会の仕事が終わっている時間帯なのは分かっているんだけど……」
「それくらいなら全然大丈夫ですっ! 持っていきますよ!」
「流石元宮さん、頼りになるよ。」
クーラーが効いている職員室の中、生徒会担当の先生に頼まれていた資料を持って行った時。
担任の柴先生に呼び止められて、私は小さな透明の箱みたいなものがたくさん入っているバスケットを預かった。
小さな箱の中にはクリスタルのようなものが入っていて、私は首を傾げた。
「ちなみに何ですけど、バスケットに入っているこの箱みたいなものって一体……?」
「それは簡単に言ったら、校内の気を正常に保つ為の道具だよ。 ほら、夏休み明けって浮かれてるままの生徒が多いし、体育祭や文化祭もあって気が乱れやすいんだ。」
「へぇ、そうだったんですね……。」
「確か生徒会室にストックしてたものはそろそろ期限が切れるだろうし、そろそろ変えちゃおうと思ってね。こんな雑用任せて、本当に申し訳ないよ。」
「えっ、生徒会室に……ですか?」
「あぁ、悪いんだが持って行ってくれないかな? 生徒会の仕事が終わっている時間帯なのは分かっているんだけど……」
「それくらいなら全然大丈夫ですっ! 持っていきますよ!」
「流石元宮さん、頼りになるよ。」
クーラーが効いている職員室の中、生徒会担当の先生に頼まれていた資料を持って行った時。
担任の柴先生に呼び止められて、私は小さな透明の箱みたいなものがたくさん入っているバスケットを預かった。
小さな箱の中にはクリスタルのようなものが入っていて、私は首を傾げた。
「ちなみに何ですけど、バスケットに入っているこの箱みたいなものって一体……?」
「それは簡単に言ったら、校内の気を正常に保つ為の道具だよ。 ほら、夏休み明けって浮かれてるままの生徒が多いし、体育祭や文化祭もあって気が乱れやすいんだ。」
「へぇ、そうだったんですね……。」
「確か生徒会室にストックしてたものはそろそろ期限が切れるだろうし、そろそろ変えちゃおうと思ってね。こんな雑用任せて、本当に申し訳ないよ。」