最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 だけど本当に、教えるのは好きだし得意だったから全然大丈夫。

 確かに、人数が多いのはびっくりしたけどね……あはは。

 そんなお勉強会をした帰り、私は少しだけいつもと違うルートで帰ってみようと思いついた。

 そういえば私、この学園に来てまだ四か月くらいしか経ってないから、あんまり散策できていなかったなぁ。

 学園内の事もまだまだ知らない事だらけだし、どうせならもっといろんなところを見てみたい。

 だから遠回りみたいな感じで、寮に向かっていた。

 気温が高いから日陰を伝いながら、歩を進めていく。

 でも、その時にある人を見かけて足を止めたんだ。

 あれは……夕弥さん?

 学園の外れにある、小さな道場みたいなところ。

 その道場内に、黒と青の剣道着を来て竹刀を振っている夕弥さんの姿を見つけた。

 練習台に向かって何度も、竹刀を振る夕弥さん。

 ……夕弥さん、上手い。

 私は剣道をした事ないしあまり詳しくないけど、すぐにそう分かった。

 動き一つ一つに無駄がなく、スマートな身のこなし。