最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「そっか。でも、ここ暑いから熱中症になっちゃうよ。最近は温暖化も進んできてるって言うし。」

「……それを言うなら、夕弥さんだって熱中症になっちゃいますよっ! 夕弥さん、気付いてないかもですけど、顔相当赤いですよ!」

「え? そうかな?」

 そう指摘されるけど、自分じゃあまり分からない。

 というか、これが普通だから気にも留めなかった。

「そうですよ! ちゃんとゆっくり休まないと、体壊しちゃいますよ?」

「……そうなんだね。それじゃ、神菜は俺が体調崩したら心配してくれる?」

「もちろんです!」

 俺の質問に、さも当たり前だと言うように大きく頷く神菜。

 神菜は絶対、純粋な気持ちで心配してくれてるんだろうけど。

 ……俺は全然、純粋じゃないから。

「神菜、剣道は興味ある?」

「え? 剣道、ですか?」

「うん。ちょっとだけやって行かない? 俺、人に教えるのも好きなんだよね。いつも一人で竹刀振ってるから、神菜が居てくれたら嬉しいかなって。」

 口からスラスラと、偽善者のような言葉が出てくる。