最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

 ははっ、俺も相当神菜ちゃんに影響されてるみたい。

 神菜ちゃんは本来なら、こうやって手の届かない存在。

「成生、さんっ?」

「ほんと、莉生のこと助けてくれてありがとね。」

「いえ……そんな大した事は……。」

「俺にとっては大した事なの。」

 不思議そうな表情を浮かべ、俺を見上げてくる神菜ちゃん。

 それもそうだ。今俺は、神菜ちゃんの頭をわさわさ撫でているんだから。

 でも、どうしてもこうしなきゃ落ち着かなかった。

 俺って案外不器用なのかな、なんて思う。

 ……けど、多分違う。

 神菜ちゃんの前でだけ、どうしていいか分からなくなるんだ。

 神菜ちゃんに恋してるわけではないんだろうけど、愛おしくて仕方ない。

「……おにぃちゃんって、神菜おねぇちゃんのこと好きなの?」

 恋してるわけではない……はずなのに、態度には出ていたようで。

 突然莉生にそう言われ、俺は慌てて手を離した。

 莉生、何言ってっ……!

「あはは、莉生ちゃんってもしかしておませさん? 成生さんが私みたいな人を好きになるなんて、きっとないよ。成生さんはとっても素敵な人だから。」