最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

【side成生】

「……ったく、莉生どこに行ったんだよ……。」

 来慣れている学園備え付けのスーパーの中、俺はかごを片手に妹の姿をしきりに探していた。

 今週は母さんたちが出張に出てしまい、まだ小さい兄妹たちと寮で過ごしていた。

 買い物に行くって言ったら『わたしも行きたい!』なんて、一番下の妹莉生が言うものだから仕方なく連れてきた……ものの。

 いつの間にか俺の傍から消えていた莉生を探し、早十数分。

 これだけ探しても見つからないって、一体どこまで行って……。

 流石にスーパーの外までは出ていないだろうと考えながらも、それもありそうな可能性として頭に入れる。

 もしかして、誘拐されてるとか……いや、そんな事ないはずだ。莉生には何度も、知らない人には簡単に着いていくなと言っているし、大丈夫な……はず。

 けど、結構探しているのに見つからないなんておかしい。

「莉生……本当にどこ行って……。」

 口からそんな情けない声が洩れ、血眼になって探す。

 でもその時、少し遠くから莉生の声が聞こえてきた。