最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「おにぃちゃーん! どこー!」

 隣で莉生ちゃんもそう言い、しきりに辺りを見ている。

 本当にどこなんだろう……。

 そもそもこのスーパー内に居るのかな……居なかったら、それこそ見当がつかないから困ってしまう。

 お兄さんも莉生ちゃんのことを探していると信じながら、改めて莉生ちゃんの手を握り直す。

「莉生っ!!」

 だけどそのタイミングで、背後からそんな声が飛んできた。

 もしかして、莉生ちゃんのお兄さんかな?

 瞬時に考えついた私は、振り返って確認しようとする。

「あっ、おにぃちゃん!」

 莉生ちゃんが一足先にお兄さんに振り返り、嬉しそうに声を弾ませているのが聞こえた。

 私も直後に振り返り、お兄さんを視界に入れる。

 ……でも私は思わず、「あっ。」と声を上げた。

「神菜ちゃん、もしかして莉生と一緒に居てくれたの?」

「は、はいっ。ずっと探してました!」

 だって、莉生ちゃんのお兄さんは……成生さんだったのだから。