最強さんは魔術少女を溺愛したい。【Extra】 ~魔術少女は溺れるほどに甘く愛される~

「うぅっ……。」

 やっぱり、新さんにそう言われたらドキドキする……。

 絶対、新さんも分かっててやってるよね……意地悪だ。

 けれどそのタイミングで、新さんのスマホに着信が。

「誰だ……って、はぁ。」

 極めて面倒そうに大きなため息を吐いた新さんの表情は、どこか苛立っているようにも見える。

 この様子からして、もしかしてお仕事関係かな?

 なんてぼんやり思っていると、私の頭をポンッと撫でた新さんは。

「悪い、親父から電話かかってきた。少し電話してくる。時間かかりそうだから、気にせずに買い物しててくれ。」

「わ、分かりました。」

「できるだけすぐ戻るようにする。」

 急ぎの用事なのか、新さんは電話に応答しながらスーパーの外に出て行ってしまった。

 その途端、私はあからさまに肩を落とした。

 お仕事だろうから仕方ないって思うけど……やっぱり新さんといないと、落ち着かないな。

 そう思う私は、自分が思っている何倍も新さんのことが好きなんだろう。

 割り切らなきゃダメなんだろうなぁ……それでも、寂しいものは寂しいっ。