竜王の「運命の花嫁」に選ばれましたが、殺されたくないので必死に隠そうと思います! 〜平凡な私に待っていたのは、可愛い竜の子と甘い溺愛でした〜


『竜舎の道具箱にヘソクリを隠してるよ〜』
「げ! なんでそれを!」

『最近、あなた太ってきてる! ぜったい規定体重より超えてるはずよ! 重いから痩せて!』
「俺が乗ると文句を言うと思ってたら、そういう意味だったのか! 夜中の飯を減らさなくては……」

『この前、団長さんのマントを勝手に着て、未来の団長ごっこしてた!』
「おまえ……何をやってるんだ?」
「すみません! ちょっとだけ夢を見たかったんです!」


 次々と私が竜たちの言葉を通訳していくと、騎士たちは笑ったり恥ずかしがったりと大騒ぎだ。それでも何を言っているかわかったことで、より仲良くなったみたい。竜たちも相棒の騎士に甘えるように、頭をこすりつけて喜んでいる。