それでも不思議とゲイリーさんは嬉しそうだ。「もう言うなよ」なんて言ってキールくんの口を手で押さえてるけど、キールくんのしっぽは、嬉しそうにブンブン揺れている。
するとさっきまで尻込みしていた他の騎士たちも、その楽しそうなやり取りを見て、抵抗がなくなったみたいだ。我も我もと自分の相棒の竜を連れてきて、私の前に列を作り始めてしまった。
「迷い人様! お願いします!」
「わ、わかりました!」
(とりあえずこれって、みんなに信用してもらうチャンスよね!)
私は「よし!」と気合いを入れ、次々と竜たちの言葉を通訳していった。



