(そうよね! こういう事はサッと言っちゃえばいいのかも!)
私が黙っていると、よけいに意味深で重要な秘密みたいに思われてしまいそうだ。そう思った私は、明るい調子でさっき聞いたゲイリーさんの秘密を、皆の前で話し始めた。すると。
「あっはははは! ゲイリーまたかよ!」
「おまえ、相棒にまで馬鹿にされてるじゃないか!」
「こんな秘密なら、みんなの竜からも聞いてみたいぜ!」
内心戸惑いながら話していた私の気持ちを吹き飛ばすように、聞いていた騎士たちは大笑いし始めた。竜王様も団長さんも、リディアさんたちまで笑っている。あわてているのは、当の暴露されたゲイリーさんだけだ。
「な、なな、なんでそれを! あっ! 俺がいつも竜舎で愚痴ってるからか?」
『そうだよ〜 今朝も、昨日の夜その女の子をデートに誘えなくて、食べきれないほど注文したって愚痴ってた!』
「あ、あの、今朝も昨日の夜デートに誘えなくて愚痴を言ってたと」
「バ、バカ! 全部バラすなよ!」



