「ダメですよ! せっかく竜の言葉がわかるなら、聞いておかないと! それに迷い人としての能力ですから、公式文書として残させてください!」
そうでした。シリルさんは私の日本語も書き残しておきたいと言っているくらいだ。竜とのやり取りなんて、もっと欲しいだろう。竜王様や団長さんも同じようにうなずいている。
「まあ、それもそうだな」
「私たち騎士からもお願いします」
するとその言葉を聞いたキールくんは「ヤッタ!」と喜ぶと、私の隣に座った。目がキラキラと輝いていて、相棒の秘密を暴露したくてしょうがないって顔だ。ちなみにその相棒のゲイリーさんは、ハラハラした顔でキールくんが話すのを待っている。



