(そうだった! 私さっき空中に吹き飛ばされて、それで竜に食べられそうになったんだ……あれ? この子、その食べようとした子じゃない?)
私はさっきプロポーズした子をもう一度、振り返ろうとした。すると次の瞬間、私は竜王様に手を引っ張られ、あっという間に彼の腕の中におさまっていた。
「リコ……!」
「竜王さ……うっぷ」
そのまま竜王様の大きな手が私の頭をかかえるように、ぎゅっと抱きしめる。私の体全部を包み込み、決して離すまいとする抱き方に、一気に体が熱くなるのがわかった。
「リコ、良かった……」
メニュー