なんと、本編より長くなってしまったのですが、ここまでお付き合い下さった方々、ありがとうございます!
一応、ジャンルとしては恋愛にしつつも、
「青春=恋愛の奴なんて、つまらない」
という前提もあるので、すれ違ったままビターに終わらせるのもアリでしたが、子供の頃に、毎週楽しみにしていた恋愛ドラマでの、
「なんで、最後の最後で別れるんだよ!(泣)」
という淋しさを思いだし、無理なく、甘々ではないハッピーエンドにしました。
キスシーンはおろか、手を繋ぐことすらしていない。
単に描写がないだけで、そこは想像にお任せにはなりますが、感情で突っ走ったのは、少年少女のすれ違いの頃のことで、最終的に二人を結んだのは、そういうものではないということは、拙い文章からでも伝わっていたら良いのですが。
結末から始まる物語を書くのは、なかなか難しいですが、いい経験になったので、リクエスト下さった方には感謝です!
前のスピンオフの主役である、最悪な女、サヤカを、何処でどうやって登場させようかと思いましたが、サヤカと園田は直接の繋がりがないので、出せなかったのは、少し残念ですが。
三部作みたいになりましたが、それぞれが、ヒューマンドラマ、ブラックコメディ、青春寄りのラブストーリーと、全てカラーが違うのは、偶然とはいえ、キェシロフスキのトリコロール三部作風…なんて言うと、流石におこがましすぎるかな。
後半で、二人が観る映画を何にしようか?と少し考え、“ひまわり”の他にも、“めぐり逢い”“シェルブールの雨傘”“心の旅路”“哀愁”など、すれ違ってしまうクラシック映画の中でも、今のウクライナを思うと、戦争による悲恋の中でも、ウクライナも舞台になっている“ひまわり”に落ち着きました。
基本的に、リアルタイムのお話や、時代がハッキリしているお話というのは書かないのですが、これは、現在・過去・(再び現在も入るけれど)・未来という進行になっています。
ややこしいのは、ここでの“未来”が、リアルの世界の“現在”になるため、コロナやウクライナ侵攻など、少しだけですが、リアルタイムの要素も入れておきたかったのです。
ラストの「家族でないと困ることも…」というのも、コロナのことです。
ただ、作中でそれを、あんまりくどくど書くと、全く違うお話になってしまうので、それらの要素は、かなり微量にしか含まれてはいませんが。
もし興味を持たれたら、是非、“ひまわり”を観て下さい。
私は、過去にDVDや名画座などで、確か3回ほど観ていますが、細かいシーンなどは、意外と覚えていないものですね。
かつて、日本でも大ヒットしたとのことで、今まさに、ウクライナにまた美しいひまわりが咲くことを願う人も多く、今の日本でも、リバイバル上映などもされているようなので、お住まいのエリアによっては、スクリーンでこの名画が観られるかもしれません。
私の下手な要約では、この映画の魅力は伝わりませんし、百聞は一見に如かず。
少なくとも、観て損する映画ではないのは間違いないでしょう。
映画の前半、夫婦が凄まじい数の卵で巨大なオムレツを作るシーンなど、幸せそうで楽しい名場面があるからこそ、登場人物の誰も悪くないのに、しかも生きていたのに、結ばれないという悲恋が、より引き立っているように思います。
反戦映画より、ただ一組の夫婦の悲恋にしたことが胸に染む…というのは、私個人の感想でもあります。
一組の夫婦だけでも、これほど哀しいということは、一体どれだけの数の夫婦や家族が、哀しい別れをしたことか…。
我々、“戦争を知らない子供たち”でも、想像に難くないのではないでしょうか。
なんだか、あとがきのほうが、方向違いになってしまいました(苦笑)
一応、ジャンルとしては恋愛にしつつも、
「青春=恋愛の奴なんて、つまらない」
という前提もあるので、すれ違ったままビターに終わらせるのもアリでしたが、子供の頃に、毎週楽しみにしていた恋愛ドラマでの、
「なんで、最後の最後で別れるんだよ!(泣)」
という淋しさを思いだし、無理なく、甘々ではないハッピーエンドにしました。
キスシーンはおろか、手を繋ぐことすらしていない。
単に描写がないだけで、そこは想像にお任せにはなりますが、感情で突っ走ったのは、少年少女のすれ違いの頃のことで、最終的に二人を結んだのは、そういうものではないということは、拙い文章からでも伝わっていたら良いのですが。
結末から始まる物語を書くのは、なかなか難しいですが、いい経験になったので、リクエスト下さった方には感謝です!
前のスピンオフの主役である、最悪な女、サヤカを、何処でどうやって登場させようかと思いましたが、サヤカと園田は直接の繋がりがないので、出せなかったのは、少し残念ですが。
三部作みたいになりましたが、それぞれが、ヒューマンドラマ、ブラックコメディ、青春寄りのラブストーリーと、全てカラーが違うのは、偶然とはいえ、キェシロフスキのトリコロール三部作風…なんて言うと、流石におこがましすぎるかな。
後半で、二人が観る映画を何にしようか?と少し考え、“ひまわり”の他にも、“めぐり逢い”“シェルブールの雨傘”“心の旅路”“哀愁”など、すれ違ってしまうクラシック映画の中でも、今のウクライナを思うと、戦争による悲恋の中でも、ウクライナも舞台になっている“ひまわり”に落ち着きました。
基本的に、リアルタイムのお話や、時代がハッキリしているお話というのは書かないのですが、これは、現在・過去・(再び現在も入るけれど)・未来という進行になっています。
ややこしいのは、ここでの“未来”が、リアルの世界の“現在”になるため、コロナやウクライナ侵攻など、少しだけですが、リアルタイムの要素も入れておきたかったのです。
ラストの「家族でないと困ることも…」というのも、コロナのことです。
ただ、作中でそれを、あんまりくどくど書くと、全く違うお話になってしまうので、それらの要素は、かなり微量にしか含まれてはいませんが。
もし興味を持たれたら、是非、“ひまわり”を観て下さい。
私は、過去にDVDや名画座などで、確か3回ほど観ていますが、細かいシーンなどは、意外と覚えていないものですね。
かつて、日本でも大ヒットしたとのことで、今まさに、ウクライナにまた美しいひまわりが咲くことを願う人も多く、今の日本でも、リバイバル上映などもされているようなので、お住まいのエリアによっては、スクリーンでこの名画が観られるかもしれません。
私の下手な要約では、この映画の魅力は伝わりませんし、百聞は一見に如かず。
少なくとも、観て損する映画ではないのは間違いないでしょう。
映画の前半、夫婦が凄まじい数の卵で巨大なオムレツを作るシーンなど、幸せそうで楽しい名場面があるからこそ、登場人物の誰も悪くないのに、しかも生きていたのに、結ばれないという悲恋が、より引き立っているように思います。
反戦映画より、ただ一組の夫婦の悲恋にしたことが胸に染む…というのは、私個人の感想でもあります。
一組の夫婦だけでも、これほど哀しいということは、一体どれだけの数の夫婦や家族が、哀しい別れをしたことか…。
我々、“戦争を知らない子供たち”でも、想像に難くないのではないでしょうか。
なんだか、あとがきのほうが、方向違いになってしまいました(苦笑)