謝るべきなのだろうか?

しかし、振ってごめん、などと謝るのも変な話だ。

ずっと悶々とし続けていたが、ある日、

「リナー!久し振り!」

「よかった!元気になったんだね」

青山の友達らの明るい声に、やっと安堵できた。

彼女と特に親しい子たちは、ごく自然にそう言うが、他の生徒らは、露骨にざわついている。

僕は、青山がまた学校に来たことにはホッとしたものの、約1ヶ月ぶりに彼女を見て、言葉を失った。

今まで、長い髪をポニーテールにしていた青山だが、久々に登校した彼女は、レザーアート入りの坊主頭である。