李音「じゃあ、入ろうか」

真優「うん……」


李音の少し後ろを歩く真優。目の前にある豪邸に、打ちのめされていた。


広い玄関を抜けると、大きなリビングがある。


真優「す、すごいっ……」
(とっても綺麗な部屋……)


真優は白で統一された清潔感のある部屋に目を輝かせる。


李音「ま〜ちゃんがここは好きに使っていいからね。あ、でも僕の部屋には入っちゃダメだよ」

真優「うん、わかった」


こうして、この豪邸での真優と李音の同居生活が幕を開けた。