「涼風さんが喜んでくれたなら良かった!」

やばい、遠野が良いやつすぎる。

「ありがとう」

私は素直にお礼を言った。

たまには遠野の素直さを見習わないとね。

私は図書館を満喫した。

図書館を出た後、私は遠野に聞きたかったことを聞いた。

「ねぇ遠野、何でこんなに私にかまってくれるの?」

私は純粋に疑問を口にした。

「うーん、ずっと教室で本を読んでる涼風さんが気になってたから、隣の席になれた時チャンスだって思ったんだよね」