遠野の隣の席になって三日目。朝。 「おはよう、涼風さん!」 「おはよう」 挨拶だけはオッケーということにしたので、私は挨拶を返した。 遠野が幸せそうにしている。 こいつ、私なんかと挨拶して何が楽しいんだろ。