って、どうしよう。沙和ちゃんたち戸惑ってるじゃん……。

どうしよどうしよどうしよ。

紙ないかな、紙……。

ポケットに手を突っ込んで紙とシャーペンを探す。

……あった!

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砂原千陽です。
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隣人です。
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吃音という障害を持っていて、
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上手く喋れないんです。
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戸惑わせてしまい、ごめんなさい。
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急いで書いたそれを彼女たちに見せた。