私は澄晴くんと喋っていた。

あんまり澄晴くんと喋ったことなかったからなんだか新鮮なんだよね。

だから澄晴くんには翠くんの自慢しちゃおっかな!

「あああああああの、すす、翠……くくくんっ、ててやややさ、やさ、優し、いんだ」

相変わらず喋るテンポなんかは全くダメだけど、澄晴くんはちゃんと最後まで聞いてくれた。

ちゃんと喋れるようになりたいな……。

「翠はちょっと意地悪っていうか、素っ気ないけど、実はめちゃくちゃ優しいよね。影に優しさがあるというか。気づくか気づかないかの中途半端なところでさ」

そしたら澄晴くんも翠くんをたくさん語ってくれた。

もう、翠くんの話をしてるだけでドキドキしちゃう。

うわ〜、もう最高!

ホント、翠くんで良かったかも。