「じゃあ、本当は付き合ってないってこと?」
「うん、私と怜央はただの雇用関係。それに私がそんな大事なことを新那よりも先にクラスの子たちに話すわけがないじゃん」
「……よかった。私の知らない間に瑠佳ちゃんが蓮見くんに取られちゃったのかと思った」
……なんだ、この可愛い生き物は。
「安心して、私と怜央の関係が変わることなんてないから。あとさ、この件も含めて色々話したいことがあるから、お昼は落ち着いて話せる場所でご飯食べない?」
「いいけど、そんな場所ある?」
「屋上とか」
私がそう言うと新那は首を傾げる。
「屋上って入れないよね?」
「………………(本来はね)」
「瑠佳ちゃーん?」
「入れるよ?私だけの力では無理だけど」
「……なんだか、ものすごーく嫌な予感がする」
ごめん、新那。
その予感は多分、当たってる。



