「瑠佳ちゃんってあの蓮見怜央と付き合ってるの!?」
「金曜の放課後、蓮見くんのバイクの後ろに乗ってたよね!?」
月曜日の朝。
いつもならスマホをいじりながら新那が登校してくるのを待つ時間に、私は尋問を受けていた。
数名の女子が私の机を取り囲むように立ち、答えを待っている。
「えーっと……」
私が口を開くと、なぜか周りにいたクラスメイトたちが話をやめた。
多分、私の話を聞くために。
私と怜央の関係が気になっているのは、皆同じなのだろう。
ちょうどいい、皆にも聞いてもらおう。
「実は先週から付き合うことになって」
良くも悪くも噂が絶えない有名人、蓮見怜央と一緒に下校したのだ。
皆がその理由を知りたいと思うのは当然のこと。
取り囲まれるとまでは思っていなかったが、この状況は想定の範囲内。
だから、怜央とは事前に打ち合わせを済ませておいた。
「えっ、付き合ってるの!?」
「あの時の呼び出しって告白だったんだ……!」
「でも、蓮見くんって暴走族の総長なんだよね?」
私と怜央の交際を知り、彼女たちは様々な反応を見せた。



