【完全版】雇われ姫は、総長様の手によって甘やかされる。


「そうです、怜央とは同じ高校の同級生で……」

「へー!そうなんですか。あ、てか瑠佳さんのほうが先輩なんでタメ口で話してください!総長の姫ですし」

そこに姫は関係あるのだろうか?
……あるんだろうな、きっと彼らの中では。

「じゃあ、お言葉に甘えて」

「どうやって怜央さんと付き合うことになったんですか?」

意外とぐいぐい質問をしてくる冬馬くん。



「えっと、屋上に呼び出されて。それで怜央から言われたの(バイトをしないかって)」

一つも嘘は言っていない。

正しくは、雇用関係になった理由だけれど。


「やっぱり怜央さんからですか。告白の言葉って……って俺が質問してる場合じゃなかった。なんか質問とかありますか?」

「え、質問……?」

「怜央さんにうちのチームの説明とか諸々任されてるんです。だから、俺が答えられることなら何でも答えますよ!」

なんだ、質問ってそういうことか。

冬馬くん自身のことを尋ねるのかと思った。