黙々と歩き続けた先にあったのは、長方形のテーブルとそれを囲むようにして置かれてあった黒い革のソファ。
そこには先に3人の男の子が腰掛けていた。
真ん中の席だけが不自然と空けられていて、そこが怜央の定位置なんだろうと予想する。
「瑠佳はここな」
私の予想通り怜央は空いていた席へと腰を下ろすと、隣に私を座らせた。
ネットで得た知識があっているとするならば、ソファに座っているのは“幹部”と呼ばれる人達だろう。
残りの人達はソファの前で2列になって並ぶ。
彼らと向き合う形になった瞬間、さっきまで怜央へと集められていた視線が私へと移り始めた。
見られてる。頭からつま先まで。
姫に相応しいかどうか、まるで品定めでもされているような気分だ。
こういう時、どういう表情をすれば良いのだろう。
笑う……のは、なめてるように取られる?
でも、真顔だと澄ましているようで感じが悪いかもしれない。



