【完全版】雇われ姫は、総長様の手によって甘やかされる。



闇狼が解散?

彼は一体、何を企んでいるの……?


「はぁー。こんなにも胸が高鳴るのは初めて」

恍惚とした表情で香坂のことを見つめる狂猫の姫。


「あなたはこんなことに付き合って何がしたいの?まだ中学生よね?」

ライトくんの情報によると、狂猫が力を持ち始めたのは裏でお金が動くようになってから。

その資金源は狂猫の姫。

中学生が一人で大金を動かすなんてほぼ不可能だ。

親のお金を香坂に渡しているのだとしたら、その目的は何?


「こんな所でお説教ですか?ほんと志貴くんとそっくり。私が姫になったのは、香坂さんといれば退屈な毎日から抜け出せると思ったから。ただそれだけです」


「たったそれだけの理由で……?」

「ええ、始めはそうでした。でも、今は違います。私が今も狂猫の姫でいる理由は闇狼の姫が瑠佳さん“あなた”だと知ったから」

「わ……たし……?」