「じゃ、私お風呂入ってくるね」


「え?なんで、」


廉くんの私を抱きしめる腕に力が入った気がする。


「まだそんなに遅くないよ。もうちょっとイチャイチャしたい」



か、かわい


子犬のように見つめてくる彼が愛おしくてたまらない


これが母性ってやつなのかな、?


うー、だけど

後でたくさん甘やかしてあげるからね、



「ごめんね、先に入ってくるね」


そういうと、廉くんは驚いた顔をして腕の力が緩んだ。

その隙にお風呂へと駆け出した。