「あ、それ…!」
「コソコソ逃げられないように、最初から隠しといたんだ」
「ひ、卑怯ですよ!」
「ふん、何とでも言え。こうでもしないとお前、絶対に逃げていくだろ」
逃げていくだろ――と言った時の皇羽さんの顔。少しだけ悲しそうに見えたのは…気のせいなのかな?
「話したいこともた~っぷりあるしなぁ?例えば、Ign:s が嫌いとか」
「(悲しそうに見えたなんて、絶対に気のせいだ!)」
顔が物凄く怒ってる!すごく般若の顔をしてる!笑ってるのに超絶怖いよ、皇羽さん!
その時、キッチンの方から「チン」と音がした。同時に美味しそうな香りが…。
すると、



