――超絶イケメン皇羽さんは、今をときめくアイドルグループ「 Ign:s 」のメンバーだった。
「ムリです‼無理無理、ごめんなさい!出て行きます…!」
「はぁ⁉ちょっと待てよ、話が!」
「ありません!さようなら!」
ソファを越えて、その先の玄関へダッシュする。後ろからバタバタと足音が聞こえて、おまけに「待てこらぁ!!」って怒鳴り声まで聞こえる…!
ホラー満載だよ!!
だけど「ここにずっといるよりはマシ!」と、玄関に並ぶ靴から、必死に私のを探す。
探す…のだけど、
「靴がない!私の靴!」
シューズクローゼットの中を、目を皿にして見ても、どこにもない!なんで⁉
すると、後ろから「奥の手を取っておいて良かった」と声がした。
振り向くと、やっぱり皇羽さん。その手には、私の靴が握られていた。



