「リモコンを探してるんですか?」
「そーだよ!萌々も手伝え!」
「いきなり呼び捨てですか!しかも命令口調で、」
「あとでいくらでも謝るから、とりあえず探してくれ!」
…あとでいくらでも謝るなんて。やっぱり皇羽さんは変な人だ。
っていうか、何をそんなに焦ってるんだろう?もしかして、アッチ系の番組が流れてくるんじゃ――
「(ふふ~ん♪)」
これは面白くなるぞ…!
リモコンを探すふりをしつつ、チラチラ画面へ目をやる。見ると、それは音楽番組だった。
どうやら、旬なアーティストが順番に歌うらしい。今はちょうど、グループの自己紹介中。
「(なーんだ、てっきりアダルトな物が流れると思ったのに。まぁいいや。焦ってる皇羽さん珍しいから、このままテレビを見ちゃおう)」
そして、これを見た私は三秒後。
今までにないくらい。
超絶、後悔することになる。



