アイドルの秘密は溺愛のあとで【限定公開】



「夢見、萌々…」

「は、い…?」



「そっか。そう言うんだな、お前」

「(皇羽さん…?)」



片手を自分の顔に置き、表情を隠している皇羽さん。


噛み締めるように私の名前を繰り返す皇羽さんが、どんな気持ちでいるのか気になってしまって。今の顔を見たくなってしまって。



「失礼、します…」



スッと。

彼を隠していた大きな手をどかした。



すると――



「なんだよ…こっち見んな…っ」

「っ!」



ドクン



皇羽さんの顔を見た瞬間――

私の心臓が、大きく跳ねる。



「(なんて顔してるんですか…っ)」



皇羽さんは強気な口調ではあるものの、表情は全くの逆。


深く刻まれた眉間のシワ。だけど、たまに下がる眉。口はキュッと、何かを我慢するように固く結ばれている。


その表情は、まるで――――