なんてことかしら。いつもだったら、理由をつけては彼の前から逃げていた。彼を想うあまり、会話を交わすどころか彼の前に立っていることすら困難だった。それなのに、いまはこうして彼の前に立ってその美貌を見つめることが出来る。
「陛下、ご挨拶申し上げます」
ドレスの裾を上げようとして、乗馬服であることを思い出した。
「まあっ、いやですわ。わたしったら、つい癖で」
おもわず笑ってしまった。
「陛下、ご挨拶申し上げます」
ドレスの裾を上げようとして、乗馬服であることを思い出した。
「まあっ、いやですわ。わたしったら、つい癖で」
おもわず笑ってしまった。

