私は、ベッドに飛び込んで息を吐いた。

「理久、格好良かったな」

素直になれない自分が嫌になる。

小さい頃からずっと、理久のこと好きなくせに。

「アイドルなんてならないでよ」

余計、好きでいていいか不安になる。

私はベッドの上で小さく丸まった。





「他の人のものにならないで」





素直になれない二人の恋が始まる。