あたしはお姉さんの肩を抱いて、
「頑張ったね」
と、さすった。




「J Kちゃんのおかげだよ」
とお姉さんが言って、
「……もう、平成に帰っちゃうの?」
と、寂しそうな顔をする。



「帰るよ、多分」
と、あたしは静かに言った。