思ってたよりも何倍も早く終わってしまった観覧車、降りた瞬間言おうと思った。
私と手を繋いでください、って。
きっと大丈夫、ちゃんと言える。
そしたら白くんは…
いいよって笑ってくれるかな。
地面に足を着ける。
私より先に観覧車から降りた白くんの背中を見てすぅっと深呼吸をした。
言うんだ…!
「あ、白じゃん」
知らない声がした。
まだ私は呼んでない、てゆーか白なんて呼び捨てしたこともない。
呼び捨てするぐらい仲良い人なの?
気になってそぉっと白くんの後ろから顔を出すと他校の制服を着た男の子と女の子が立っていた。
「久しぶりじゃん」
「一ノ瀬くんだー、元気してた?」
……、誰なのかな?
すごく友好的で悪い人には見えないけど、友達なのかな?
「…久しぶりだね」
白くんの方はそんな風には感じなくて、思わず顔を見ちゃった。
「あ、もしかしてその子が一攫千金の相手!?」
目が合った途端、ピンっと伸ばした人差し指を私に向けた。
指で差されるのはなんだかいい気しないし、一攫千金の相手っていう言い方も…
七海学園をそうやって言う人もいるけど!
ちょっと気に入らなかった。
もちろんそんなこと言えないけど。
「…俺ら遠足中だから、ごめんっ」
視線を落とした白くんがスッと2人の横を通り抜けようとした。
私も後ろに付いていくように早足で追いかけた。
あんまり話したくない人たちだったのかな、そう思ってその場から離れようとした。
でも、耳に2人の声が入って来た。
「社長の息子のくせに」
………え?
社長の息子…?
「親の会社の社長も狙ってセブンオーシャンの社長も狙ってんのかよ」
「マジ怖ぁ~」
わざと聞こえるように言ったんじゃないかってぐらいハッキリとそう言った。
白くんの足はどんどん速くなって、気付いたら私は走ってた。
私と手を繋いでください、って。
きっと大丈夫、ちゃんと言える。
そしたら白くんは…
いいよって笑ってくれるかな。
地面に足を着ける。
私より先に観覧車から降りた白くんの背中を見てすぅっと深呼吸をした。
言うんだ…!
「あ、白じゃん」
知らない声がした。
まだ私は呼んでない、てゆーか白なんて呼び捨てしたこともない。
呼び捨てするぐらい仲良い人なの?
気になってそぉっと白くんの後ろから顔を出すと他校の制服を着た男の子と女の子が立っていた。
「久しぶりじゃん」
「一ノ瀬くんだー、元気してた?」
……、誰なのかな?
すごく友好的で悪い人には見えないけど、友達なのかな?
「…久しぶりだね」
白くんの方はそんな風には感じなくて、思わず顔を見ちゃった。
「あ、もしかしてその子が一攫千金の相手!?」
目が合った途端、ピンっと伸ばした人差し指を私に向けた。
指で差されるのはなんだかいい気しないし、一攫千金の相手っていう言い方も…
七海学園をそうやって言う人もいるけど!
ちょっと気に入らなかった。
もちろんそんなこと言えないけど。
「…俺ら遠足中だから、ごめんっ」
視線を落とした白くんがスッと2人の横を通り抜けようとした。
私も後ろに付いていくように早足で追いかけた。
あんまり話したくない人たちだったのかな、そう思ってその場から離れようとした。
でも、耳に2人の声が入って来た。
「社長の息子のくせに」
………え?
社長の息子…?
「親の会社の社長も狙ってセブンオーシャンの社長も狙ってんのかよ」
「マジ怖ぁ~」
わざと聞こえるように言ったんじゃないかってぐらいハッキリとそう言った。
白くんの足はどんどん速くなって、気付いたら私は走ってた。



