そんな噂はともかく、最初のうちは気にならなかった。鍛錬についていくのに必死だったということもあったけれど、ラインハルトが気を遣ってくれていると思っていた。だけど、それも日を追うごとに不安になってきた。

 彼はわたしに気を遣っているのではなく、わたしに魅力がなさすぎてヤル気にならないのだと考え始めた。

 だから、悩みに悩んだ。そしてついに、思いあまってリタとゾフィに相談をした。