リタ、ゾフィ、ごめんなさい。そういう系の小説も読んだことがあるけれど、あなたたちの話の内容はわたしにはハードすぎて想像の範疇をこえてしまっている。

「彼らと死闘を繰り広げている最中に、『ビビビッ』ときたのです。わたしだけでなく、リタもです。二人とも直感しました。『これよ、これ。この二人よ。わたしたちの伴侶は、この二人しかいない』というふうに」
「それで、いまにいたるというわけです」

 どうしましょう。整理どころか頭も心も真っ白だわ。

 リアクションがとれずに呆然としていると、二人はクスクス笑い始めた。