「馬の鼻、気持ちがいいですよね。わたしもその感触に癒されます」

 若い兵士は、にっこり笑ってから他の二人とともに牝馬を連れて行った。

「チカ、大丈夫。ほら、にっこり笑って」
「ぼくらもついています。最高の笑顔でいきましょう」

 ジークとシュッツに励まされた。