眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす


普通だったら、神々先輩と一緒にいれてうれしい!と思う女の子たちの方が圧倒的に多い中。



私は1ミリもそんな考えに至らないし、この先一生ならないだろう。



………というよりも先に。



「ぁ…あのっ…」



「ん?」



ひゃあ…!



元々近かった距離が、先輩が耳を傾けたことでさらに近くなっちゃった…っ。



「そ、その…も、もう下ろし、てくださいっ…」



私、頑張った…っ!



このままこの人と話すなんて、ちょっとハードルが高すぎる。



「い…たくない、ので…」