私を見る目が氷のように冷たくて、無意識に萎縮してしまう。 「…はぁ、明日見は居眠り常習犯なんだから、目をつけられてると思っておいた方がいい。後に後悔する羽目になるぞ」 「は…はい」 忠告…かな、これは。 大きなため息をついている弘原海くんを見て、思っているよりも厳しい人ではないのかもしれないと思い始めた。 こうして注意してくれたのも、今後私が先生に叱られないようにしてくれたんじゃないかな。 入学してから誰にも言われなかったことだけど、もしそうなったら嫌だ。