お姉ちゃんになった私は、毒舌クール義弟を手懐けたいので。





写真を確認したカメラマンさんは、トホホなつぶやき。


確かにナナちゃんは最初から乗り気ではなかったとしても、ここまで仏頂面を極めてしまった理由は私にあるような気がした。


さっきの言葉、あんなにダメだった…?

明らかにあのときからだよね、ナナちゃんの機嫌が損なっちゃったのは。


そんなに私とは近づきたくない?
そこまで私と家族になりたくないの?


私と家族に…なりたく、ない……?


姉弟って言葉を出すと、ナナちゃんは必ずと言っていいほど否定してくること。

その否定は出会ったばかりの頃にも言われたけれど、それとは違う意味に聞こえるようになったこと。



「あああ…せっかく逸材を手にできたと思ったのに……、これじゃあまた成果を残せないぃぃぃ」



私の隣に立った神谷さんの嘆きに、はっと意識が戻る。



「あの、神谷さん」


「なんだい…?」


「あのままだと雑誌にならなかったりしますか…?」


「いや、彼のルックス的にもそれはないと思うけれど…企画倒しではあるかな、ははは」