「ってことは、もうあの雅ってやつとは絡まないってこと?」
「へっ?」
「だって常に俺を見るんだろ。……俺をってか、俺が載ってる雑誌」
えっと、それとこれとは別なところもあるといいますか……。
「どーなの」
「え、えっと、雅は友達だから…」
「だとしても、なんで抱きしめ合ったりするんだよ」
え、友達ってそういうのしない…?
男の子とだったらさすがにそれは抵抗あるけれど、女同士の友達は珍しくないよね…?
「あいつ生意気だし、たぶんすぐ飽きられて嫌われて捨てられるオチ」
「え!?そ、そうなの…?」
「一定の距離感って大事だろ。あんま近づきすぎんのも良くない」
なんか、ナナちゃんと雅はお互いがお互いに対して似たようなこと思ってるみたい。
雅もナナちゃんのことを“生意気クール王子”とか、“あのクソ生意気なサングラス野郎”とか言ってたし…。
「…やめとけよ。あんなやつ」
「やめとけって…、雅は大切なお友達だし、すごく楽しくて良い子だよ…?だから“あんなやつ”はダメ」
「………」



