お姉ちゃんになった私は、毒舌クール義弟を手懐けたいので。





いつからか、寝る前はこうしてどちらかの部屋に集まって課題を終わらせることが日課になっていた。

中間テストも期末テストも、この義弟くんのおかげで乗りきった私。


まあ義弟って思ってるのは私だけっぽいのですが…。



「ぜったい格好よく取り上げてくれると思うのに…」


「………」


「きっといろんなシチュエーションでいっぱい撮ってくれるはずなのに…」



一般の学生を取り上げる企画なだけあって、街中での撮影らしい。

有名読者モデルを担当しているような、プロのメイクさんやヘアアーティストさんが複数人揃えられるって。


こんな機会、普通のひとは体験できないものだ。



「…もし俺がそこに載ったら、その雑誌買ってくれんの」


「えっ、当たり前だよ…!そんなの家宝にして毎日眺めるよ!」



保存用と観賞用で最低でも2冊は揃える…!


ほんとうは雅やクラスメイトにも声を大にしてお知らせしたいけど、たぶん私が言わなくても一瞬にして広まることだ。

すぐに校内ニュース。
ナナちゃん的には地獄かもしれないけど…。