わたしの頭も心も混乱している中、王太子殿下の言葉は続く。
「きみの顔をじっと見つめていたい。だけど、きみに気を遣わせるだけだと、わざと視線を合わせないようにした。きみさえよければ、顔を隠す必要なんてない。それと、今回のことはソフィアと計画したことなんだ。ひとえに、愚かきわまりない公爵子息をぎゃふんと言わせるためにね。だが、まさかあんな暴挙に出るとは……。きみを傷つけてしまった。すまない」
固まったままでいると、王太子殿下の指先がわたしの火傷の跡をなぞった。
「きみの顔をじっと見つめていたい。だけど、きみに気を遣わせるだけだと、わざと視線を合わせないようにした。きみさえよければ、顔を隠す必要なんてない。それと、今回のことはソフィアと計画したことなんだ。ひとえに、愚かきわまりない公爵子息をぎゃふんと言わせるためにね。だが、まさかあんな暴挙に出るとは……。きみを傷つけてしまった。すまない」
固まったままでいると、王太子殿下の指先がわたしの火傷の跡をなぞった。

